
ディープマインドフルネススタッフのあやです。
今日はヨガ哲学から「アスティア」の教えについて説明します。
あなたは、こんな経験ありませんか?
- 借りたお金や物を返さない。
- 待ち合わせの時間に遅刻してしまった。
- 結婚が決まって幸せそうな友人に嫌味を言ってしまった。
など。
これらの行為は、ヨガ哲学の「アスティア」の教えに反しています。
目次
アスティアとは「盗まない」という意味
アスティアは、ヨガ哲学基礎となる八支則の中のマヤ(日常で行ってはならないこと)の教えの1つです。
ヨガ哲学は古代3000年以上前から伝わる教えで、世界最古の自己実現法、引き寄せの法則と言われています。
こういうと古い教えと思われるかもしれませんが、現代に生きる私たちが人生をより幸せに、豊かにするための教えが満載なんです。
それでは、今回は、アスティアの教えについて説明していきます。
もしあなたが、
- 約束の時間が守れない
- 感謝を忘れてしまう。
- 自分が持ってないものに意識を向けてしまう。
と感じてるならぜひ、ここから先の記事を読んでみてください。
またこの記事を読んでアスティアの教えを実践することで、自分自身を大切に。感謝することができるようになります。
盗んでるのは、モノだけじゃない!
盗むというと、他人が所有してる物。お金。お店で販売されてる食品、洋服などを形あるものをイメージすると思います。
だけど、私たちが盗んでるのは、目に見えるものだけじゃないんです。
無形物も盗んでしまっています。
例えば、時間。
待ち合わせの時間に5分遅刻してしまうと、相手の時間を5分盗んでることになります。
本当なら費やす必要のなかった時間まで、あなたを待つという行為に費やしてしまうからです。
また、他人の幸せな感情を盗んでいませんか?
幸せ報告に嫉妬して、意地悪を言って、相手を凹ませてみたり。
喜んでるのに魔を指すようなことを言ってみたり。
これらは、相手の幸せや喜びの感情を盗んでしまってることになります。
他にも
「もっと私を見て!」「私をかまって!」「私を認めて!褒めて!」
と過度に相手に依存して、相手をエネルギーを奪ってしまっていたり。
また、あなたの同僚が上司にすごく褒められているします。
同僚に嫉妬や妬みの感情を抱いてしまって、本人がないところで、相手の評価を下げるようなことを言ってしまう。
それで相手の名誉や地位を下げてしまう。
これは、アスティアの教えに反しています。
このように、知らず知らずにうちに、私たちは他人から奪っているのです。
そして盗んでるのは他人からだけじゃない。
あなた自身の良心も盗むことになる。
他人を待たせて申し訳ないと思ったり、他人のエネルギーを奪ったり、他人の悪口を言ったりした後で、罪悪感などの感情を感じてしまったりと良心が痛む。
だから、他者から何かを奪ってしまうと自分の心も傷付けることになるんです。
これはアヒンサーの教えにも反します。
それでは、普段からアスティアの教えを実践するにはどうしたらいいのか?
具体的な実践法をお伝えします。
アスティアの実践法
今あるものに感謝する
今あなたが持ってるものに対して、「ありがとう」と感謝を伝えてみましょう。
財布、お金、洋服、携帯など。
見渡してみるとあなたはもうすでにたくさん物を持ってると思いませんか?
お金が1万円しかないではなく、1万円もある。
洋服が1枚もないことはないですよね。
あなたは、満たされてるのです。
自分はどれだけ満たされてるのか。
あれがたりない、これが足りないと自分の不足感を感じてるから、他人からも奪ってしまう。
現実、自分の内側の感じ方が創られます。
自分の気持を見つめてマインドフルネスしていくと、感謝の心が生まれてきます。
そうすると、心はインナーピース(平和に満ちてきます)。
人から奪おうとしなくなります。
あなたが今持ってる才能、能力に意識を向ける
人から素敵な、すごいねと言われるところ。他人から言われる長所。
他人は知らないけど、自分だけが知ってる自分の長所に意識を向けて掘り下げていきましょう。
料理が上手、車の運転が上手、人を楽しませる
どんなことでもいいです。
折り紙が上手。
紙に書き出してみるといいです。
そうすると自分の価値に気付き、自分自身を大切にすることができるようになります。
自分を大切にすると他人も大切にすることができるようになります。
時間を大切にする
あなたは、自分の時間を大切にしてますか?
普段生きてると、今が永遠に続くかのうように、時間は永遠のように感じるかもしれませんが、時間は有限です。
1日は24時間しかありませんし、必ず命には終わりの時がきます。
時間というのは、命そのもの。とても大切なもの。
自分の時間を大切にするようになったら、他の人の時間も大切だから、人から奪おうとしなくなります。
心と体を大切にする
ヨガアーサナ、瞑想法などを毎日実践して、自分の心と体を大切にする取り組みをしましょう。
自分の心と体を大切にすると、他人に対してもできるようになります。
他の人の心や体から何か奪う行為をしない。
自分の持ってる才能をはぐくむ努力をして、自分のすべてを大切にする生き方をしてる人に対しては、ポジティブな感情を持つことができるでしょう。
他人と比較しない
常に他人を比べていませんか?
他人と比べるてしまうのは、自分自身に対してジャッジしてるから。
自分のここがダメだ。あれはダメだめ。
などジャッジしていては、ストレスになります。気分も沈んでいってしまう。
だから、自分のいいところに焦点をあてましょう。
悪いところは両目をつむって、いいところは両目に加えて心の目でも見るようにする。
あなたは、この世でたった一人。
一番近い存在のあなた自身があなたを常にジャッジする目に見ていては、心が疲れてしまいます。
まとめ
今回は、ヨガ哲学のアスティアの実践法についてお伝えしました。
この教えを実践することで、自分自身を大切に。感謝することができるようになります。
ぜひ、実践して習慣にしてみてください。
人生は昨日までの習慣でできています。
日々の習慣を変えることで人世は確実に変わっていきます。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。